海外留学日記

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2023.10.17
アイスランド旅行に行ってきました

 先日、大学の学生組合ESNを通じてアイスランドに行ってきました。主にESNのメンバーシップに入っているスウェーデンとフィンランドで学んでいる学生が対象で、5泊6日の航空券を除くホテル代、朝食代、バスや入場料込みで約400ユーロ(約70000円)のツアーです。これは一般向けのツアーの半額なので、もしフィンランドに留学に来るならすごくおすすめします。
 アイスランドは北極に近いグリーンランドの隣にある小さな島国で、漁業や金融、観光が栄えており、国土の約70%を火山や氷河など大自然が占めています。ブルーラグーンやシークレットラグーンといった温泉に入ることができ、フィンランドの寮にはバスタブがなく湯船につかれなかったため、心の底からリラックスすることができました。ただ、お湯の温度は平均40℃なので日本人には少しぬるく感じるかもしれません。また、日本の温泉との違いを挙げれば、水着着用で混浴なところですかね。バスの送迎も含めて約2万円ほどしたので、日本でいう高級Spaのようなものかもしれません。
 また、氷河に実際に触れたり、源泉が湧き出ているところが見れたり、アルプスのような雪山に上れたりと少し車を出せば今まで味わったことがない絶景やアウトドアアクティビティを楽しむことができます。
 ここまで聞くとただアウトドアを楽しんできたように見えますが、もう一つの大きなポイントとして国際交流が挙げられます。アイスランドの物価は日本の約2倍と高いので、ツアーでは6人部屋や2人部屋、人によっては16人部屋で夜を過ごすことになります。私の止まった6人部屋では、オーストリア、イタリア、メキシコ、シンガポール出身の学生と共に非常にインターナショナルな時間を過ごしました。初めは、Where are you from? What are you studying? から始まり、慣れてくるとWhy did you choose Finland / Sweeden to study? ツアー後半になると、ツアーの感想を言い合うって感じです。大学受験で問われるような難しい単語はあまり会話中に出てこないので、スピードは速いですが皆さんも慣れれば聞き取れると思います。なによりTOEICのリスニングと違って、よく聞き取れなければSorry? 気を許した仲ならWhat?と言えばいいので緊張する必要はありません。そういえば、だれもPardon?とは言わなかったですね(古い言い方なのか、イギリス英語ではあまり使わないのか知りませんが)。他にもドイツや中国出身の学生ともおしゃべりしました。もし話しかけづらければ、Shall I take a picture for you? とか Do you want a picture? と声をかけてみると会話がはずみます。そういえば、この前X (Twitter)で、アメリカに留学して I am Japanese. と誇らしげに自己紹介したのにだれも興味を示してくれなかったといったツイートがバズっていましたが、僕の場合中国人には受けが良かったけど他は興味なしって感じでしたね。もっぱら海外で日本はアニメ・漫画の国で知られていて、特に中国では大ヒットしているようです。しかし、主に翻訳される言語は英語か中国語なので、母国語がイタリア語やスペイン語等のヨーロッパ人にとってアニメや漫画に触れる機会は少ないらしい。でも、北海道で学んでるって言ったら、みんな北海道の地名は聞いたことがあると言い出すのが不思議でした。ちなみに、海外のアニメファンはみんな新海誠監督のすずめの戸締りを観たって言います。北見ではあまり観たって感想を聞かないし、ポスターがジブリのハウルの動く城をパクっているように見えて気に入らなかったので観なかったんですが、こんなにみんな観たっていうなら話のネタのために観ておけばよかった。この映画のおかげで、日本ではLINEがよく使われていることが海外に知れ渡っています。
 少し話がそれましたが、大学では授業以外に学生と触れ合う機会を作るのは簡単ではないので、学生向けのツアーに参加することは英語力向上のためにもとても良い機会だと思います。
 最後に、私にとって英語のコミュニケーションにおいて厳しかったことに触れようと思います。私自身あまり英語は得意ではなく、基本的な中学文法は網羅している(基本的な文の作り方は知ってる)が、単語力はあまりなく(聞けばわかるけどパッと口から出ない単語が多い。専門用語はあまり知らない。)、あまり基本的な会話の定型文のストックがないまま今回のツアーに参加しました。まあ、会話の定型文や専門用語はその場その場で出会ったときに調べながら覚えていけばいいやと思っていたし、実践することはできたんですが、やっぱり今はまだ幼稚な会話しかできていなく、ツアー最終日に部屋でみんながどこの国出身の人が英語上手かったなどと話しているのを聞いて、心に刺さってしまいました。コミュニケーションに専門用語はあまりいりませんが、思ったときにすぐに英語で話せる型のストックをもっとためなければ...今後の目標にします。ただ、教科書を読むよりは実際に話したり英語でYoutubeをみたりした方が身に付きそうです。先ほどの私の英語のふがいなさを聞いて、なんでこんなやつが留学に!上手くやっていけるのか?! と思われそうな気がします。
 僕自身英語は将来の職につなげたい道具の一つで、長く接していくためにもつらい気持ちを抑えて学んでいくのではなく、気軽に使える世界共通のコミュニケーションツールとして好奇心にあふれながら楽しく学んでいきたいと思っています。そのため、必死に単語帳にかじりついて暗記したりリスニングCDを何度も聞き直すことから逃げて、留学という実際に英語が使えて、役に立つんだ!学んでいて価値があった!と実感する体験を日々味わいながら、好きな歌手の英語のミュージックラジオを聞きつつ自分の英語力を磨いています。ただ、簡単に真似できる方法ではないため、うらやましい!ずるい!と思う人もいるかもしれません。きっとまた留学生日記を書く機会があると思います。なので、今後とも見守ってくれると幸いです。