1.挨拶
Cześć! (こんにちは!)。SetoShun(セトシュン)と申します。テストがあったので、投稿が遅れてしまいました。(テストはテストでとても大変でした。またの機会に話します。)ポーランドでは再び雪が激しく降り注いでいます。前回までは留学のために必要な資金とその私が実際にしたその調達方法について説明しましたが、今回は「英語編」です。私が最初に受けたTOEICの点数は415点です。そこからどう語学条件である700点を超えたのかを語っていきますね。長々と書いてしまったので、具体的な勉強法だけ知りたい方は4番から見てください。
2.初めて受けたTOEICの点数は415点 !
私は最初から英語が得意と言えるレベルではありませんでした。しかし、すべての大学がそうであるわけではないですが、少なくとも私が通っているクラクフ工業大学では最低でもTOEIC700点以上を取得することが条件でした。もちろんTOEFLのスコアなども使えますが、志した当初は英語のレベルがかなり低かったので、私はTOEICのスコアで突破することにしました。
1年生の9月のときにTOEICを初めて受けました。当時は、単語帳は買ったものの、まったく手をつけず、時計を持ってくるのを忘れたため、リーディングでは圧倒的に時間が足りず、周りの焦り様をみて、残り時間を察して適当に丸をつけるという始末でした。
結果は415点、これがナチュラルな自分の英語力だった訳です。
3.これまでの流れ
3.1 勉強し始め
実際に勉強を開始したのは1年生の12月になってくらいからです。その時は「金のフレーズ」(通称:金フレ)をとにかくやりました。それ以外はまだ何もやっていませんでした。しかし、1月末のTOEICではなんと640点を叩きだし、同じくして、クラクフ工業大学の条件がTOEIC700点であることを知り、俄然やる気が出てきました。当時はお金のことは後回しにして、とにかく、英語力的にはいけるという状態にしたいと思っていました。
3.2 点数が伸び悩む
それまでは単語帳しかやっていなかったので、単語以外の勉強もしようと思いました。しかし、どう勉強すればいいかわからず、色々な参考書を買いたいという誘惑に負けては、最後までやらず、というのを繰り返し、加えてその間に受けたTOEICのテストはどれも640点すらも超えないという、いわゆるスランプ状態でした。
3.3 とあるYoutuberの動画を見て自分の勉強の仕方が決まる
スランプ脱出のきっかけになったのはTOEICの勉強法を教える大学院生Youtuberの動画を見たことがきっかけでした。チャンネル名は「鬼の英語塾【TOEIC攻略】」、鬼の仮面を被った人がTOEICの勉強法を教えてくれます。当時はチャンネル登録者が3桁ぐらいの決して有名とは言えない人でしたが、自分の性分に合っていると思ったので真似してみることにしました。
3.4 遂に700点を超える !
それから、鬼系Youtuberを真似て学習をし続け(おそらく2か月ほど)、2年生の11月に受けたTOEICの点数が715点でした!きっとうぉーる(山岳部が運営するボルダリング施設、みんなも行ってみてね)で点数を確認して飛び跳ねました(笑)。
4.自分に一番向いていた勉強法
最終的に自分になりに落ち着いた勉強法について説明します。あらかじめを言っておくと、私は決してこれを真似すればいいと言うつもりはありません。私自身かなり模索したので、皆さんも自分に合った勉強法を探してみてください。その上で私の勉強法が少しでも参考になるなら嬉しい限りです。
4.1 金のフレーズ(通称金フレ)を隅々まで覚える
単語帳は「金のフレーズ」のみをやりました。やり方は以下の通りです。(実際のところ、自分は完璧に仕上げることはできませんでしたが、その途中で700点を超えたのでこれを完遂できれば、きっと更なる高みへ行けるでしょう!)
1.一日にやる量を決める。
最初は100から始めました。しかし、2、3週と増えるにつれて、一日でやる量を増やしました。
2.英単語→日本語までの変換が反射でできるまでやる。
膝を叩いたら、ポンと跳ねるように、英単語を見たら日本語が浮かぶ。そのレベルになるまで繰り返しやりました。(これはあのYoutuberの教えです)
3.例文、類義語、派生語、章と章の間のsupplementにも目を通す
単語によっては単体では見かけないものもあります。なので私は例文を見てその単語の使われた方も覚えました。また、派生語や類義語や、supplement(押さえておきたい重要語100みたいなコーナーです)も必ずチェックしました。
4.ある程度やったら音声付でさらに何週かやる
単語を自分なりに覚えてしまっていると、リスニングで自分の認識と違うと聞き取れません。なので、私はだいたい覚えてきたと感じたときに、「abceed」というアプリを使って金フレの音声を流しながら覚えました。(abceedは音声だけなら無料で使えます!)音声付きで単語帳を一周するのは時間がかかるので、少しストレスでしたが、踏ん張りました。
4.2 文法書を何週もやる
1.文法書「でる1000問」を何週もする
これはかなり大変でした。問題数が実は1050問ほどあります。(ピッタリ1000問じゃないんか)この参考書はかなり網羅的で分厚いので、一周するだけでも大変です。私は3,4週したところで700点を超えましたが、まだまだ伸びしろはあると感じました。
2.大事なのは理屈を理解すること
問題集を解くに当たって意識したことは、「なぜその選択肢が正解になるのか」を理解することです。答えをただ覚えるのではなく、間違っている選択肢もなぜ間違っているのかを説明できるように覚えながら解きました。(ですが、再三言いますが、私はすべてを完璧にはこなしていません(笑)。)
3.でる1000問はハードルが高い
個人的には「でる1000問」はこれからTOEICを勉強しよう!と思っている人にはハードルが高いと思います。とにかく分厚いからです。なので、私はもう少し、薄めの本を徹底的にやるぐらいでいいと思います。
4.3 公式問題集を解く
1.時間配分
リスニングはさておき、リーディングの時間配分はPart 5 : 10分、 Part 6: 10分、 Part 7: 55分で解きました。
2.シャドーイングの練習
私は公式問題集のリスニングセクションの音声を使ってシャドーイングをしていました。シャドーイングとは、読み上げ音声を聞いてから被せるように、影にピッタリついていくように自分でも発音することです。聞き取れないところは答えのスクリプトを確認して、もう一度トライするというのを繰り返しました。一つのスクリプトをマスターするだけでも最初はかなりの時間がかかりましたが。少しずつ慣れていくにつれてリスニング力も向上したように思います。
5.まとめ
少し長くなってしまいましたね。勉強法だけを書けばこうはならなかったはずですが、ついつい自分語りもしてしまいした。ついでに語らせてもらうと、留学をする一週間前にもTOEICを受けてみました。留学前と留学後でどうなるかを比べてみたかったからです。715点を取ってから約半年間はTOEICの勉強はしていませんでしたが、なんと結果は750点でした!個別に見るとやはり文法問題の正解率などは下がってしまっていましたが、単純に英語に対して強くなってきていたのかもしれません。
最後に言いたいこととしては、勉強はいたってシンプルだということと、自分に合った勉強法を見つけて欲しいということです。私は結局、「金フレ」、「でる1000問」、「公式問題集」の3つだけをやりました。それが結局一番伸びたので、みなさんもくれぐれもたくさん参考書を買って手を付けないという状況にはならないように気を付けてください。
また、勉強法は人によるので、あくまで、私の勉強法も一例として、参考程度にしていただければと思います。
1.挨拶
Cześć! (こんにちは!)。SetoShun(セトシュン)と申します。時々半袖の人を見かけて、まだ冬だよね?ここオーストラリアだっけ?と思った今日この頃です。今回は前回の「かかった費用編」に続いて、それをどう調達したのかという「資金調達編」について話をします。例に漏れず先に注意点を述べておくと、この方法は人によっては真似できないものもあるので、その点はご了承ください。それでは、よろしくお願いします。
2.奨学金
・日本学生支援機構第二種給付型 40万/6か月+授業料
私は満額で給付(返す必要がない奨学金)を受けていて、授業料全額の負担と、生活費として66700円/月 もらっています。これは、大学生になったときから貰っているもので、学校の成績などは一切関係なく、家庭の経済状況のみで決まります。
交換留学であれば相手校の学費は免除されるので、北見工大の学費さえ出していればよく、自分に関していえば無料ということになります。正直に言いますと、親の援助が一切ない状態で留学ができたのは、この制度の影響がかなり大きいです。しかし、一点注意事項を挙げるとすれば、休学すると給付が止まってしまうことです。そういった理由もあり、給付金を受給することと、単位の兼ね合いもあって、現実的に可能な半年間の留学を選択しました。
ポーランドでの生活費はほとんどここから使っています。
・日記実吉奨学会 30万円
こちらは各大学につき毎年2名(大学院生も含む)、経済的に恵まれない人を支援する目的で創設されたものです。成績関係なく、経済状況だけで判断され、かつ、北見工大の中だけで選考されるので、他の奨学金よりも可能性が高いと思います。気になる人はぜひチェックしてみてください。ただし、一度受給した人は申し込むことはできないので、その点はご注意ください。
3:バイト
・ホタテバイト 10万円
これは荒技です(笑)。7日出て10万円程稼ぎました。日給はいいので短期間で稼ぎにいくことに興味があるならオススメです。ただし、場所によってキツさが変わってくるので、そこは友達や先輩に聞くことをオススメします。今回の写真はこのホタテバイトで拝んだ日の出と、休憩中に釣った魚とのツーショットです。もはや留学には関係ないですが。いい写真もなかったのでこれで許してください。
・カボチャバイト 約2万円
荒技パート2です(笑)。私はあまりできなかったですが、こちらもホタテに次いで日当のいいバイトなので夏休み帰省しないのであればやってみることをオススメします。きついですが、ホタテと違って女性の方でやっている人もいるので、ハードルは高くないかなと思います。
・アルバイト(インターンシップ含む) 約6万円/月
アルバイトとして、プールのコーチ、インターンシップとして、株式会社ヤブシタさん(オフィスが北見工大の目の前にあるスタバの横にあります)で給料付きで働いていました。個人的にはもう少し一月あたりの給料を増やしたかったです。また、2年生の間にもっとアルバイトをして貯金しておけば良かったと思いました。ちなみにこちらの金額をすべて留学資金に充てたわけではないので、そこまで不安にならないでください。
・非課税世帯への支援 3万円
北見の住民票を移していたので、私個人で3万円をいただきました。こちらのお金はキャリーバックを買うのに使わせてもらいました。皆さんも住民票を移すといいことあるかも知れませんよ。
3.その他できたら良かったこと
・留学用の奨学金
トビタテ留学JAPANをはじめ、多くの留学用の奨学金があります。作文や志望理由など、書くものが多いですが、受給が決まれば正直ホタテなんてやる必要無いです笑。私は留学を通して何を学ぶか、なぜそれを学ぶ必要があるのかをあまり深掘りできず、稚拙な文章しか書けなかったので受かりませんでした。(2回目の投稿の通り元々大層な理由はなかったので、当然と言えば当然かも知れません(笑))しかし、もっと前々から時間をかけて準備すべきだったとは反省しています。
・経済的に恵まれない世帯への給付型奨学金
こちらは日記実吉奨学会も当てはまりますが、あと何かもう一つだけでももらえたらと思いました。しかし、受給する期間に留学期間が被る人は応募資格が無いものが多く、正直あまりオススメはできません。3、4つ応募しましたが全てダメでした。
4.まとめ
以上、自分がやってきた資金調達の数々でした。実際に聞いてみてどのように感じましたでしょうか?ほとんど奨学金のおかげじゃないか!と思った人もいるかも知れません。ですが、私が本当に伝えたいことは、お金を理由に留学を諦めないでください!ということです。作文が書けない、留学にいく理由もあやふや、なんなら親の方が自分より貯金ない。こんな状況でも留学に行く手はあるということを知って欲しかったです。私の周りにも似たような経済状況の方でお金を理由に諦めた人もいました。多くの人に留学のチャンスがあって欲しいと思っているので、この日記が少しでも役に立つことを祈っています。
しかし、クラクフ工業大学に行きたい人はお金があるだけは残念ながら留学することはできません。なぜなら語学条件(クラクフ工業大学ではTOEIC700点以上)を満たす必要があるからです。という訳で次回は「英語力編」です。初めてのTOEICが415点だった男はどのようにして700点を超えたのか!次回もよろしくお願いします。do widzenia ! (さよなら!)。
1.挨拶
Cześć! (こんにちは!)。SetoShun(セトシュン)と申します。今回は早く更新できた方なのではないでしょうか!今回のテーマはこれから留学する人にとっては特に役に立つものだと思うので、是非参考にしてくれると嬉しいです。「資金面」、「学力面」、「その他」の三項目で話す予定だったのですが、予想以上に長くなりそうなので、分割して投稿することにしました。予定としては
・「かかった費用編」←今回!節約テクニック満載
・「資金調達編」←親の仕送りは一切ない!その方法や如何に!
・「英語力編」←語学条件を突破しろ!
・「その他編」←なんだこれ!
の4つに分けることにしました。特に資金面の話はしっかり書こうと思ったら想像以上に長くなったさらに2つに分けることにしました。今回は「かかった費用編」です。それでは、よろしくお願いします。
2.資金面
※先に注意点を述べておきます。
1:この金額はポーランドに半年間留学する人のものです
1.挨拶
Cześć! (こんにちは!)。SetoShun(セトシュン)と申します。何かと後回しにしてしまいすいませんでした。遅すぎてポーランドでは降った雪が溶けてしまいました。今回は短めになるかもしれませんが、よろしくお願いします。
2.なぜ留学を決意したきっかけ
私は高校生のころから留学に漠然と憧れを抱いていました。理由はシンプルで、「英語ってカッコイイな」でした。しかし、高校生の時の交換留学プログラムでは選考落ちしてしまいました。英語の成績もよくないし、見てくれからして「こいつが留学?」って感じだったのでしょう。先生たちの判断は正しかったと思います。しっかり落としてくれました。しかし、漠然とした憧れが高校卒業もぼんやり残っていたので、北見工大に入学後すぐ国際交流センターに聞いてみたところ
1:国立大学では留学が人気で枠の取り合いになるが、北見工大は違う(チャンス)
2:当時はコロナで留学休止中だったが、近い将来再開されるかもしれないこと
3:一年生から興味があってここに来てくれるあなたはきっと留学できますよ!
という情報(最後はお世辞か?)をいただいたのでとりあえず行ってみよう!と決意しました。
また、個人的にプログラミングの勉強をする際に、日本語のサイトでは説明が載っていないという状況によく出くわして、それがストレスだったので英語の抵抗をなくしたい。でも自ら英語の勉強をするほどモチベーションがあるわけでもない。なら強引に英語ばっかりの環境に身を置いて英語に慣れようじゃないかという狙いもありました。
3.なぜポーランド?
英語に慣れたいのになぜポーランド?と思うかもしれません。この理由もシンプルで、ヨーロッパ圏で一番生活費が安かったためです。提携先の大学にはタイ、バングラデシュ、ベトナムなどのアジア圏もありますが。せっかくならヨーロッパかアメリカ圏に行きたいと考えていました。ですが、アメリカはもとより、ヨーロッパの提携先であるフィンランドやドイツも一月当たりの生活費が高かったのですが、ポーランドにおいてはそれらの国の半額でした!パンフレットを見てそれを確認したとき。私はポーランドに行く決意をしました。下世話な話ですが、安さには勝てませんね!(笑)。
4.まとめ
終わりです。結論は「カッコイイ、慣れたい、安いから」という。吉野家のキャッチコピーみたいな理由でした。あんなに待たせて、こんだけですいません。次回は「留学するためには何が必要?」について書きます。理由はショボくても準備はある程度しっかりやらなければなりません。これから留学したい方にも参考になる情報をお届けできると思うので、是非次回もよろしくお願いします。do widzenia ! (さよなら!)。
自己紹介
1.挨拶
初めまして! SetoShun(セトシュン)と申します。以後お見知りおきを。これが初投稿になるので、まずは簡単に自己紹介からしたいと思います。
2.自己紹介
現在3年生で、10~2月にかけてポーランドのクラクフ工業大学にて留学中です。自分の状況を端的に言うと、「ギリギリ大学生」です!貯金があまりない状態での留学、親の援助は一切なし、色々考慮して、休学もしないです!(理由はまたの日に)なので、他の留学生と比べて何か違ったことが書ける部分もあるのかなと感じていて、これから留学を考えている人たちや、興味があるけどどうすればいいかイメージが湧かない!と言った人たちに少しでも役に立てたらと思ったので、この記事を書くことにしました。
3.これからのこと
今日はイントロダクションということで、これで終わりたいと思います。まずは留学中の生活と言うよりは、留学前にやってきたことなどを投稿したいと思います。それから留学中での暮らしを投稿できればと考えています。具体的には
1.なぜ留学しようと思ったの?なぜポーランド?
2.留学するためにはなにが必要?(資金、英語力、その他)
3.ポーランドの学生生活はどんな感じ?
4.普段の生活はどんな感じ?
などを書こうと考えています!個人的には、2番目の情報は参考になるのではないかと思っているので、詳しく書こうと考えています。では!