ポーランドに留学中の私は、10月末の大学の休暇を利用して、チェコ共和国のプラハとオーストリアのウィーンを訪れました。この旅は、留学生活の中で得た自由と責任のバランスを実感しながら、自分自身の価値観や興味を再発見する機会になりました。
旅程と移動手段
今回の旅行は、クラクフからプラハ、ウィーン、そして再びクラクフへと続く計5日間の旅程でした。移動手段は、便利なオンライン予約サービスを使ってバスと電車を手配。宿泊も手軽に予約できるホステルを選びました。この経験を通じて、旅の計画や異国の交通システムを使いこなす力が身につきました。
プラハでの発見
プラハでは、歴史と現代が交差する街並みを散策しました。私は計画をあまり固めず、その時々の興味に従って観光地や出店を巡るスタイルで旅を楽しみました。旧市街の雰囲気に浸りながら、地元の人々と交流し、彼らからおすすめスポットを聞いて訪れるのは、偶然の出会いを楽しむ旅ならではの魅力です。
特に印象的だったのは、偶然立ち寄った教会でのヴィヴァルディのコンサート。音楽に詳しくない私でも、その空間と音楽の調和が心に響き、まるで別世界にいるような感覚を味わいました。この体験を通じて、芸術や文化に対する新たな興味が芽生えたことを実感しました。
ウィーンでの挑戦
ウィーンでは、宮殿や美術館、オペラといった「音楽の都」の魅力を存分に楽しみました。観光をする中で、現地の歴史や文化についての理解が浅いと感じる場面もありましたが、それが逆に「もっと知りたい」という好奇心を呼び起こしました。また、英語を使って観光地で情報を収集しながら、異文化の中で自分の考えや興味を深める機会にもなりました。
最後に訪れたオペラでは、言葉が分からなくても音楽の力で感動できることを実感。留学中にしか味わえない貴重な経験の一つとなりました。
この旅から得たもの
今回の旅は、単なる観光以上の学びに満ちたものとなりました。プラハとウィーンの美しい街並みや歴史的建造物に触れたことはもちろんですが、それ以上に、異なる文化や人々との触れ合いを通じて新しい視点を得られたことが最大の収穫です。
留学生活では、自由な時間をどのように過ごすか、自分自身で考える力が求められます。この旅を通じて、計画性や柔軟性、そして好奇心の大切さを改めて感じました。
留学中は勉強が中心になりがちですが、こうした小さな冒険もまた、成長の一部だと実感しています。これからも新しい体験に積極的に挑戦し、留学生活をより充実させていきたいと思います。
こんにちは、Shuです!今回は、私が体験しているポーランドでの留学生活についてお話しします。語学の壁や日常生活、学生寮でのエピソードなど、私が感じたリアルをお届けします。
言語の壁との付き合い方
ポーランドの公用語はポーランド語ですが、私はほとんど話せません。そのため、基本的には英語で会話しています。大学では英語の講義を受けていて、教授や学生たちは流暢に英語を話すので、大学内では特に困ることはありません。しかし、一歩外に出ると状況は一変。スーパーやカフェ、コンビニなどでは英語が通じないことも多く、特に年配の方との会話は苦戦しています。
以前、道を尋ねられたのですが、何を言われているのか全く分からず、ただ困惑して立ち尽くしてしまいました(笑)。それでも、言葉が分からなくても身振り手振りで乗り切るスキルが少しずつ身についている気がします。
語学力の挑戦
留学前のTOEICスコアは約800点。大学が指定する700点以上を超えるためにしっかり勉強しましたが、留学を通じて英語力をさらに伸ばしたいと思っています。現在は、英語での授業や日常会話を通じて実践的なスキルを磨いています。帰国後はTOEICで900点以上を目指したいですね!また、ポーランド語にも少し挑戦していて、「ありがとう」や「こんにちは」などの簡単なフレーズを覚えました。少しでも現地の言葉で挨拶できると、笑顔で返してくれるので嬉しいです。
学生寮での生活
現在、私は学生寮で生活しており、2つ上の韓国人のルームメイトと一緒に暮らしています。彼は徴兵を終えたばかりで、筋トレや柔術にハマっているアクティブなタイプ。毎日ジムに通う姿を見ていると、私も負けていられないなと思い、最近は一緒に筋トレを始めました。
寮には同じ大学の学生も多く住んでおり、キッチンでお互いの国の料理を作ったり、部屋でビールを飲みながら語り合ったりするのが日常です。印象的なのは、ヨーロッパの学生たちの自由な文化。イケメンのフランス人が美女の部屋に出入りする様子を見て、「これも文化の違いなんだな」と感じることも。フィリピン留学中は異性の部屋に入ると即退学というルールがあったので、その自由さに驚きました。
クラクフでの楽しみ方
クラクフはとても国際的な街で、旅行者や留学生に優しい雰囲気があります。街中には日本食レストランがたくさんあり、「日本出身だよ」と言うと必ず「Oh, I love Japanese culture! Sushi, Ramen, Anime!」と熱いリアクションが返ってきます。そのおかげで、初対面でもすぐに仲良くなることができます。
暇な時間はジムで筋トレをしたり、友達と食事に出かけたり、ポーランド語や英語の勉強をしたりしています。ただ、何も予定がないとそわそわしてしまう性格なので、「留学中にやりたいことリスト」を作成し、それを一つずつクリアするようにしています。例えば、「ヨーロッパの国を5カ国訪れる」や「ポーランド語で自己紹介をする」など、留学を充実させる目標を立てて行動しています。
ポーランド留学で学んだこと
留学を通じて、言葉や文化の違いに対する柔軟性が少しずつ身についてきたように感じます。また、自分を目標に向かって鼓舞する力も強まっています。ポーランドは物価も安く、学生生活には最適な環境。クラクフの街並みや友人との交流を通じて、多くの刺激を受けています。
こんにちは!Shuです!
私は学部3年生です。現在、大学の交換留学プログラムを利用して、ポーランドのクラクフにあるクラクフ工業大学(Politechnika Krakowska)で半年間(冬セメスター)の留学をしています。この留学を通じて、英語を使いながら専門分野を学び、多文化交流を深めるという貴重な経験を積んでいます。
留学を決意した理由
今回の留学を決めた背景には、1年生のときにフィリピンで参加した語学留学があります。フィリピンでの語学留学を通じて、「英語を使う楽しさ」や「英語をツールとして使う感覚」を学び、さらに海外で学びたいという思いが強まりました。
ポーランド留学では、英語で土木工学の講義を受けることで、専門知識を深めるだけでなく、国際的な環境でのコミュニケーション能力も磨けています。日本の工学系学生が海外で学ぶ機会はまだ少なく、私の大学では日本人は私一人ですが、この環境こそが成長につながると感じています。
ポーランドとクラクフの魅力
クラクフは歴史ある街並みと現代の快適さが調和した、美しい都市です。石畳の道や古城を眺めるだけでなく、地元の市場で「ピエロギ」などのポーランド料理を楽しむことも日々の楽しみの一つです。さらに、ポーランドは物価が安く、学生には非常に住みやすい環境です。
また、ポーランドはヨーロッパの中心に位置しているため、週末には他国への旅行もしやすいのが魅力です。北欧やドイツなど、次の旅先を考えるだけでワクワクします。
留学を考えている皆さんへ
この交換留学プログラムは、語学力の向上だけでなく、異文化交流や専門分野の国際的な視点を広げる絶好の機会です。私自身、最初は不安もありましたが、新しい環境での挑戦を通じて多くの成長を実感しています。
もし留学に興味がある方や不安を抱えている方がいれば、ぜひ挑戦してみてください。ポーランド留学で得た経験が、これからの自分の未来を大きく変えると確信しています!
こんにちは!Shuです。今回は、アウシュビッツ収容所を訪れた体験についてお話ししたいと思います。
誰もが一度は聞いたことがある「アウシュビッツ収容所」は、ユダヤ人大虐殺の象徴であり、歴史の負の遺産です。実は、僕の住んでいるクラクフから電車で1時間半ほどの場所にあります。中学・高校の頃、僕は歴史の勉強があまり得意ではなかったのですが、アウシュビッツについては強い印象が残っていました。第二次世界大戦中、ドイツ軍がこの場所でガス室を使い、100万人以上のユダヤ人を殺害したという事実は、当時から衝撃的でした。
今回、じっくりとその歴史に触れたいと思い、英語のガイドツアーに参加しました。英語での説明は全部を理解するのは難しかったですが、アウシュビッツの歴史について現地で学び、実際にガス室や収容された人々が過ごしていた部屋を見学しました。教科書や映画でしか見たことがなかった景色が目の前に広がっていて、その場の重苦しい雰囲気に言葉を失いました。こうした過去の悲劇を繰り返さないためには、歴史を学ぶことの重要性を痛感しました。
少し重い話題になりましたが、ポーランドに留学する機会がある人には、ぜひ訪れてみてほしい場所です。過去と向き合い、今の自分たちができることを考える大切な機会になると思います。
こんにちは!SHUです。今回は、週末に友達と過ごした楽しい時間を皆さんにシェアします。平日は、授業の予習や課題で忙しく、あまり遊ぶ時間はないのですが、週末はその分たっぷり楽しんでいます。パーティーに行ったり、友達とそれぞれの国の料理を作ったり、時には一人旅をしたりと、週末の過ごし方はバラエティ豊かです。留学の一番の魅力は、やっぱりこうした週末アクティビティにあると思います。
今回の写真は、大学の友達たちとクラクフで有名なアイスクリーム屋さんに行った時の一枚です。メンバーはウクライナ人、イタリア人、リトアニア人、ドイツ人と国際色豊かで、それぞれの国について教え合ったり、文化の違いについて話したりして盛り上がりました。新しい友達を作るのは意外と簡単で、自己紹介で「日本人です!」と一言言うだけで、みんながすぐに興味を持ってくれます。日本のアニメや料理について語り合うなんてことがしょっちゅうあります!こうやって世界中の人々が日本に興味を持っているのを実感すると、なんだか誇らしい気持ちになります。
また、大学にはすでにキャリアを積んでいて、休職して学びに来ている人や、大学院生など多様なバックグラウンドを持つ人がたくさんいます。彼らと話していると、自分の視野がどんどん広がっていくのがわかります。時々、自分の将来について深く考えるきっかけになることもあり、本当に貴重な時間を過ごしていると感じます。
留学生活の楽しさは、こうした友達との交流や、新しいことに挑戦することで毎日が驚きと発見に満ちていることです。これからもいろんな国の文化や考え方に触れて、自分を成長させていきたいと思っています。それでは、次回もお楽しみに!
自己紹介
はじめまして!シュウです!北見工業大学の学部3年生で、現在ポーランドのクラクフに半年間の留学中です。これから何回かにわたって、僕の留学日記をお届けするので、少しでもみなさんの参考になれば嬉しいです!
ポーランドに到着してから2週間ほどが経ち、やっと生活にも慣れてきました。最初は、「ヨーロッパはスリが多いから気をつけろ!」と聞いていたので、警戒心マックスで過ごしていました(笑)。ヨーロッパの人たちは背が高くて体格が良い人が多いので、少し圧倒される場面もありましたね。最初の頃は、バスの乗り方や学生証の発行、在留届の手続きなど、わからないことだらけで不安が大きかったですが、今は少しずつ慣れてきて、友達もできました。最近では、バスや電車を使って買い物に行ったり、友達とパーティーに参加したりしています。
この2週間は本当に濃密で、あっという間でした!到着後すぐに、ESNという留学生向けの学生団体が主催するパーティーや観光ツアー、ポーランド語レッスンなどのイベントに参加してみました。他の留学生はほとんどヨーロッパからで、日本からの学生は僕だけ。他に韓国やアジア圏の学生も少しだけいます。正直、英語はまだ上手くないので、パーティーでは初対面の人とたくさん話すのが少し大変で、まるで英語のシャワーを浴びているような感覚です(笑)。でも、そのおかげで友達も増えてきて、少しずつ楽しさも感じられるようになりました。ただ、今でも友達の会話が全くわからなくて、適当に返事しているときも多いですが…。
不安もたくさんありましたが、授業や生活にも少しずつ慣れてきて、今は毎日充実しています。近日中には、世界遺産のアウシュヴィッツ収容所を訪れたり、チェコやオーストリアにも旅行に行こうと思っています。これからの経験も、たくさんシェアできたらいいなと思っているので、お楽しみに!