イースター休暇にエストニア、タリンに行ってきました。エストニアはフィンランド、特にヘルシンキから非常に近くフェリーに3時間乗るだけで到着します。日本から韓国などに旅行するような感じで海外旅行が楽しめます。カフェに入った際、店員の方が非常に流暢なフィンランド語を話されており驚きました。「エストニア語があるのに何故フィンランド語を話せるのか?」と尋ねたところ「エストニア人の多くはフィンランド語を勉強し、話せるようにする」との事でした。実のところ自分はフィンランド語を話すことは出来ず、英語で質問しました。つまりカフェの店員さんはエストニア語、フィンランド語、英語が話せるという事になります。凄いですね。
オウルで2月24日に行われたスノーモービルレースの観戦に行ってきました。このレースは世界大会らしく、フィンランドだけでなくスウェーデン等他国からのレーサーも参加していた他、子供のスノーモービルレーサー達によるキッズレースが行われていました。ジャンプ区間では高さにして5メートル近く、飛距離にして10メートル以上のビックジャンプを披露して観客を楽しませていました。大柄でパワフルなマシンを乗りこなすライダー達の卓越した腕前に非常に驚かされました。
フィンランドでは1月28日に大統領選挙が行われました。またその結果として上位2名の候補者による決選投票が2月に行われるそうです。スーパーの前に行くと候補者の写真などを見ることが出来ますが、日本における選挙カーのようなものは見かけませんでした。また、投票は写真のように大学で行うことができ、投票率もかなり高いとのことでした。日本の大学生は住民票の都合で一旦実家に帰る必要がある人もいる、投票所に行く時間が無い、等煩雑と感じることがあるので大学内で投票できるというのは是非日本も導入してほしいと感じました。
12月6日はフィンランドの独立記念日で、フィンランド内の多くの主要な都市で軍事パレードが行われます。オウルでも行われ、戦闘機が編隊飛行をしたりと大々的に行われました。兵役があるから慣れているのか市民と兵器との距離が驚くほど近く、戦車の中に入ったり実際の銃を持ったりも出来ました。フィンランドの歴史を垣間見ることが出来る貴重な体験となりました。
フィンランドには総合科学大学(University of applied sciences)と大学(University)の二種類が存在します。違いとしては大学では学術研究に重きが置かれており、総合科学大学では実践的で職業訓練的な内容を扱うというものになっています。しかし近年は二つの機関における違いは少なくなってきており、事実オウル総合科学大学は数年前にオウル大学とキャンパスを共有する形で一部統合されたそうです。二つの機関が共存しているということで多くの学生と先生が在籍しており、活気に溢れている大学です。私もその一員として多くの事を学びたいと思います。