異文化を知るシリーズ・ドイツ編 札幌のNPO法人代表が環境対策紹介

2022.10.26

 ドイツ出身で、札幌市でNPO法人・八剣山エコケータリング代表を務めるビアンカ・フュルストさんが10月24日、「ドイツを旅しませんか」というテーマでオンライン講演を行いました。国際交流センターが企画する「異文化シリーズ」の一環で、ドイツの環境問題に対する取り組みを紹介しました。
 フュルストさんはドイツ南部ウルム出身で、日本への興味から札幌に移住し、現在は環境問題に取り組んでいます。講演では、多くの写真を使い、故郷ウルムの風景を紹介した後、公共交通機関を活用して車の走行を抑えることで二酸化炭素の排出を抑える試みや、スーパーマーケットで包装用紙を使わず、ごみを出さない取り組みを説明しました。フュルストさんは「南ドイツと北海道の環境は似ている。お互いに学び合い、エネルギー効率のよい社会を作っていきたい」と話しました。参加者からは「ドイツでは学校でも環境教育を行っているのか」といった質問が相次ぎました。


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包装用紙を使わないスーパーマーケットを紹介するフュルストさん